イボの治療
当院では積極的にイボ治療をしています。気になるイボがある場合には、気軽に受診してご相談ください。イボにはウイルス感染が原因で発症するものと加齢に伴いできるものがあります。ウイルスのイボについては皮膚の免疫が落ちている方がなりやすく、アトピー性皮膚炎、多汗症、その他に湿疹のある方は注意が必要です。
イボを伴う疾患
以下が、イボができる皮膚疾患の一例です。
手足のイボ（尋常性疣贅）
足の裏のものは”たこ”や”うおのめ”と間違える方も多いのですが、放っておくと拡がることもあります。当院では凍結療法（液体窒素でイボの下に水ぶくれを作る方法）や飲み薬（ヨクイニン）などで治療します。
老人性イボ（老人性疣贅）
加齢に伴ってできる良性の腫瘍で、高齢者に多く見られます。色は薄茶色から黒色まで様々で、顔や体、手など、手のひらや足の裏以外の全身のどこにでもできます。凍結療法で治療します。
みずいぼ（伝染性軟属腫）
軟属腫ウイルスによるウイルス感染症で、小児に多くみられます。小さな結節（しこり）をつくり、典型的なものは中央におへその様なくぼみができます。多くは放っておくと増えるため、ピンセットで一つずつ摘除します（痛みを伴うため、ご希望があれば事前に局所麻酔のテープを貼ります）。どうしても摘除を好まれない場合には凍結療法などでも治療しますが、麻酔テープ後の摘除を強くお勧めします。
アクロコルドン・スキンタッグ（首のイボ）
首や腋窩（脇）に中高年期にできるイボは、主に線維腫と言われる皮膚の良性腫瘍です。放っておいても悪性変化はみられませんが、見た目や触った感触が気になる場合は治療の対象となります。当院では液体窒素による凍結療法をお勧めしますが、切除を希望される際には大きさによって展望をお話しします。